理学療法士のひとりごと

リハビリ・フィットネス・トレーニングに役立つ情報を紹介

痛みがあるときは整形外科や整骨院?どこにいけばいいの??

肩が痛い!腰が痛い!そんなときにどこに行けばいいのか迷ったことはありませんか?

病院、整形外科クリニック(以下クリニック)、整骨院、整体どこにいけばいいか迷いますよね。

まずはそれぞれの違いから説明していきます。

最後に重要な結論を書きますので、時間のない方は最後だけでも読んでください。

 

各施設の特徴

[病院]

  • レントゲン、CT、MRIの画像が撮れる。
  • 大病院(特定機能病院、病床が400床以上)では紹介状がないと初診料   (5000円以上)がかかる
  • 待ち時間が長い
  • 理学療法士在籍

     

[クリニック]

  • 画像がレントゲンだけしか撮れないところが多い
  • 待ち時間は病院に比べると短い
  • 理学療法士の在籍はクリニックによる

 

[整骨院]

  • 柔道整復師(国家資格)が開院している

  •  レントゲン等の画像は撮れない

  • 医療保険が適用できる
  • 整骨”、”接骨”、”マッサージ”と表示できる

[整体院]

  • 民間資格
  • 整骨”、”接骨”、”マッサージ”と表示できない
  • 保険適用外

 

結論 まずはクリニックを受診!!

ここからが重要な説明になります。

整骨院は、リハビリ(運動療法)もできますが、画像を撮影することはできません。私の知り合いの柔道整復師の方が”画像所見を元に進めていくという習慣がない”と言っていました。たとえば、肩が痛いといった場合、腱板断裂となっているとMRI所見が必須になります。程度にもよりますが、完全に機能を失っていた場合、オペ適用となりますので、その状態でリハビリを行ってもあまり意味がありません。

もちろん、先に整骨院に行っても状態があまりにも良くなければ、紹介状を出してもらえますので安心してください。

 

以上のことからまず最初に行く候補は、クリニックになりますね。

クリニックは撮影機材がレントゲンしかないところが多いということがデメリットではありますが、大抵の場合は提携施設があるので、必要であれば提携先で撮影し、クリニックで診察をするということになります。

ただ、理学療法士がいないとリハビリ(運動療法)ができず物理療法を勧められますので、できれば理学療法士が在籍するクリニックがおすすめです。

クリニックで画像所見をチェックしてもらい、オペが必要がなくリハビリを勧められたら、そこで行うか整骨院で行うかを選択することがベストかなと思います。

オペ適用になった際に、大病院へ紹介という流れになります。

 

整体は除外しましましたが、整体に関してはどこか痛いから行くというよりは、日頃のメンテナンスという意味で通院するようなイメージですね。

 

少しでも参考にしてもらえればと思います。