理学療法士のひとりごと

リハビリ・フィットネス・トレーニングに役立つ情報を紹介

超密フェス!!

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この画像を見て、なんじゃこりゃあ!と叫んでしまいました。ソーシャルディスタンス確保もマスク着用も全くできていない!!オリンピックもそうですけど、経済的側面を考えるとしなければいけない気持ちもわかりますが、安全を担保するというところが前提になければいけないと思いますね。オリンピックは私自身もボランティアでお手伝いにいきましたが、感染対策がしっかりされていたわけでないので、そこが問題だなと感じました。今回の件は、最初から守る気がなかったんじゃないかというレベルに感じます。


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フェスが終わった後の惨劇。。。
主催者がどうのこうの、参加者がどうのこうの議論がありますが、どっちもどっちですよ。自分たちのことしか考えない人が多いと、結局状況は好転しないので制限がかかる状況が長引くだけですよね。ひとりひとり自分を律し、少しだけでも周りに配慮するという気持ちを持てばそれが大きな力を発揮すると思います。早くコロナが沈静化することを願うばかりです。

ワクチン接種予約の空き施設を確認する方法

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まだまだワクチン接種の予約が中々とれない現状が続いてますね。スマートニュースアプリを使うとワクチン接種の空き施設が一発でわかりますので紹介します。


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スマートニュースは国内外のニュースを発信しているアプリ。


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アプリのトップページからワクチンカテゴリーを選択し、「摂取施設を探す」を開く。


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探したいエリアを入力すると、図のように全施設が表示されます。


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「予約・接種可能な施設のみを表示」をオンにすると、予約可能な接種施設だけが表示されます。


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接種施設を選択すると、施設情報が表示されるので電話やネットから予約をしてください。


ワクチン接種がスムーズに行えるよう、少しでも役に立てたらと思います。
少しでも早く以前のような生活に戻れますように。

【最新】オンラインリハビリ・フィットネスの可能性

 医療業界もオンラインサービスに介入し始めている

 2019年から続く、コロナウイルスの影響でオンラインサービスがかなり普及してきました。仕事もテレワークがメインになっている方は多いのではないでしょうか。そんな中、オンライン化が遅いと言われている医療業界も着実に参加し始めています。今回はオンラインリハビリを導入を行っている企業にインタビューしてきた内容をまとめました。

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ピックアップ企業

 シームレスケア訪問看護ステーション|千葉市稲毛区(以下:シームレスケア)

 千葉市稲毛区美浜区・浜見川区エリアで訪問看護・訪問リハビリ・栄養ケアサービスを提供。

 

いち早く導入を開始

 2019年初めからコロナウイルスが徐々に蔓延し、4月頃には利用者が減ってきたとのこと。そんな中5月頃にはすでにオンラインリハビリの準備を開始。あまりこの段階で動き始めている企業は少なかったのではないでしょうか。新しいことを導入することに対して、医療業界は遅い企業が多い中、この出足の早さは強みでもあると思います。

 

シームレスケアの強み

 この企業での強みは、なんと言っても看護師・理学療法士・管理栄養士が在籍しているということでしょう。オンラインフィットネスサービスは大手のフィットネスジム等がすでに提供しています。私が利用者に聞いたところでは、1レッスン100人前後参加しているとのことです。それだけ需要のある業界です。そのような業界に、医療・介護保険の枠を超えて、身体の専門知識を持った人が、参入することは他にない強みです。ダイエットやボディケアをしたいという方は沢山いると思います。しかし、「基礎疾患があってどうなことをしたらいいのかわからない」、「どの程度運動すればいいのかわからない」と悩む方は、迷わずここに問い合わせることをお勧めします。なぜなら理学療法士は身体だけでなく、様々な疾患についても勉強しており、そのリスク管理も熟知しているからです。そのため、基礎疾患がある方でも安心して運動に取り組むことができます。また、管理栄養士も常駐していますので、栄養面でのフォローも可能です。

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リハビリ≠対面

 リハビリというと対面で行うイメージが強いですが、きっぱり言いますがこれは誤解です。外来リハビリにおける頻度は週に1回、多くても週2回が限度です。歯磨きは週1回で良いと思いますか?ありえないですよね(笑)。身体のケアも同様に毎日の積み重ねがものすごく大事です。どんなに凄腕の治療家でさえ、必ずホームエクササイズを伝えています。ただ、そんなことはわかっている人は多いと思います。「ホームエクササイズが大事なことはわかってる。でも人の目がないと自分に甘えが出てしまうんだよ。」という声も聞こえてきそうです(笑)。オンラインを使うことは、ホームエクササイズが正しくできているかをチェックできるだけでなく、”人の目”を入れることができることがメリットです。 

 

オンラインリハビリの問題点

 サービス開始の問題点は、事業柄サービス利用者が高齢であることでした。利用者が自身で操作するにはやや難易度が高かったようです。2019年の総務省の調査によると、インターネット利用率は、70代74.2%、80代57.5%、そのうちパソコンを使っている人の割合は、70代62.2%、80代45.3%とデータが出ています。私はこの結果を見たときに意外と多いなと思いましたが、このデータは”過去1年の間に1度でも利用したことがある”というものなので、実用的に利用している人はもっと少ないはずです。PC操作が不慣れな方が多いため、操作方法の指導から始め設置位置やどこを押すのか等の指導は必須です。ここでのハードルが一番高く、なかなか実用的なところまではいかなかったようです。

 

今後の可能性

 やはり対象は、PC操作に慣れている年代になるでしょう。実際にサービス提供をしている方も40代がメインとのことでした。また、リハビリという枠だけでなく、ダイエットを含むフィットネスとしても有効だと言われていました。実際に募集自体も事業所の利用者だけでなく、誰でも利用可能となっていますので、気になる方は一度問い合わせをしてみてください。実際にお話しをさせて頂き、代表の方もオンラインフィットネスの責任者の方も、物腰が柔らかくとても話しやすかったです。

 

 著者が考えるオンラインフィットネスの理想形は、対面でのサービスとオンラインサービスの併用です。なぜなら、その人の身体の特徴を画面越しに評価することに限界があるからです。対面でしっかり評価し、その人に必要なエクササイズを考えた上で、オンラインにおいてホームエクササイズの精度や頻度の向上を図るということが一番効率が良いと考えています。

 

少しでも気になった方は実際に問い合わせて、話を聞いてみることが一番だと思いますので、再度リンクを張っておきます。

 

 

シームレスケア訪問看護ステーション|千葉市稲毛区

 

【熱中症対策】熱中症予防にはこれを飲め

熱中症対策ドリンクはこれ!

 まだまだ暑い時期が続くので熱中症予防は大事ですよね。水分摂取が需要なことは言わずもがなという感じですが、スポーツドリンクや0.1-0.2%程度の塩分を含む水分がいいと言われていますが、実際にどの商品を選んだらいいのか迷うかと思います。

この記事ではどの商品を選べばいいのかを厳選して紹介します。

 

理論うんぬんはどうでもいい方は結論だけ読んでください。

 

結論

[日常用]  

解説:日常用に飲むには水がベストです。なぜなら経口補水液には塩分、スポドリには糖分が多く含まれているため、過剰摂取になる可能性があるからです。日常生活における水分摂取量の目安は1.2Lと環境省は定めており、多いかな~という印象を持つ方もいると思います。私は患者様を一人終わるごとに水分摂取をするように心がけており、午前中のうちに800mlぐらいは飲水できていますので、それほど難しい量ではないと実感しています。

 

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[運動時]  アクエリ 

解説:運動時は発汗とともに塩分が失われるのでそれを補うにはスポーツドリンクが適切でしょう。ポカリは糖分が多く、くどい感じになるので私としてはアクエリが飲みやすいのでおすすめです。OS1は失われた塩分を補うのにベストですが、価格が高いので私はアクエリを押します。

 運動時や作業時には発汗量の7-8割の水分摂取が目安になります。しかしこれは全く実践的ではないので、普段より多めに心がけるというほうが良さそうです。なによりアクエリの強みはアルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシンというアミノ酸が含まれているということです。これらはエネルギー代謝に必須の成分なので、これ以外飲まんでよし!という感じです。笑

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[熱中症時] アクアサポート

解説:吸収率が一番いいのでこれ一択です。めまい、立ちくらみだけでなく頭がぼーっとするぐらいでも完全に熱中症予備軍なのですぐに飲んだほうがいいです。え?OS1じゃないの?と思われる方もいそうですが、著者は倹約家なので同程度の効果が得られ、なるべく安いものを選びました。

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ここからは以下の項目について少し掘り下げて説明していきます。

 ・水分吸収率の違い

・ダメドリ

・運動鍛錬者の注意点

 

水分吸収率の違い

 これは、浸透圧によって変わってきます。水分は浸透圧が低いところから高いところに移動する性質があります。人の血漿浸透圧は285±5mOsm/Lですので、これより浸透圧が低い飲み物を飲む必要があります。汗をかくと同時に電解質が不足しますので、水だけとっていると浸透圧が減少し、それを調整しようと利尿作用が働き、脱水が改善しません。これが電解質を含んだ浸透圧の低い飲み物が重要である理由です。以下に、飲み物の種類を浸透圧毎に分類しました。

 低浸透圧 経口補水液(アクアソリタ:257mOsm/L

 中浸透圧 スポドリ(アクエリ:296~306mOsm/L)

 高浸透圧 清涼飲料水(コーラ:846mOsm/L

 

ダメドリ

 逆に絶対ダメな飲み物は、酒・コーヒー・清涼飲料水です。酒・コーヒーは利尿作用によって水分が出て行ってしまいます。清涼飲料水は、糖分が多いため、血糖値の急上昇しその後急降下することで頭痛やだるさという症状が出てきます。また、前述したように浸透圧の関係からもかなり良くないです。特にコーラの浸透圧はやばいです 笑。

本当は絶対に飲まない方がいいと言いたいところですが・・・。ただ、コーラ等の炭酸ってめちゃくちゃ美味しいですよね。ここまで真面目に説明してきましたが、これだけは妥協案を出します 笑。要は飲みすぎなければいいとも思うので、たまに基本的には水やアクエリを飲んでたまに炭酸を飲んでスッキリしましょう!

 

 

運動鍛錬者の注意点

 運動時は特に発汗量が増えるので、その量もチェックは必要です。2%以上の水分が減るとパフォーマンスにも影響します。著者は体重70kgなので2%だと1.4kgです。これはサウナに入るとすぐに減る量なので、運動時でも容易に減ってしまう量ということを認識しましょう。なので、運動前後での体重測定はマストです。

 

 また、運動頻度の多い人はエネルギー代謝が多いので、そこで使われるビタミンB1が不足しがちです。これが不足していると、水分は適切だとしても糖をエネルギーに変えることができなくなってしまうので、パフォーマンスの低下に繋がります。ビタミンB1が多く含まれる食品は肉類、魚類、豆類、穀類、種実類なのでこれらを日頃から補うように意識した食生活を送ることが重要です。推奨量や各食品の摂取量等詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。 

 

 

ビタミンB1の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)

 

痛みがあるときは整形外科や整骨院?どこにいけばいいの??

肩が痛い!腰が痛い!そんなときにどこに行けばいいのか迷ったことはありませんか?

病院、整形外科クリニック(以下クリニック)、整骨院、整体どこにいけばいいか迷いますよね。

まずはそれぞれの違いから説明していきます。

最後に重要な結論を書きますので、時間のない方は最後だけでも読んでください。

 

各施設の特徴

[病院]

  • レントゲン、CT、MRIの画像が撮れる。
  • 大病院(特定機能病院、病床が400床以上)では紹介状がないと初診料   (5000円以上)がかかる
  • 待ち時間が長い
  • 理学療法士在籍

     

[クリニック]

  • 画像がレントゲンだけしか撮れないところが多い
  • 待ち時間は病院に比べると短い
  • 理学療法士の在籍はクリニックによる

 

[整骨院]

  • 柔道整復師(国家資格)が開院している

  •  レントゲン等の画像は撮れない

  • 医療保険が適用できる
  • 整骨”、”接骨”、”マッサージ”と表示できる

[整体院]

  • 民間資格
  • 整骨”、”接骨”、”マッサージ”と表示できない
  • 保険適用外

 

結論 まずはクリニックを受診!!

ここからが重要な説明になります。

整骨院は、リハビリ(運動療法)もできますが、画像を撮影することはできません。私の知り合いの柔道整復師の方が”画像所見を元に進めていくという習慣がない”と言っていました。たとえば、肩が痛いといった場合、腱板断裂となっているとMRI所見が必須になります。程度にもよりますが、完全に機能を失っていた場合、オペ適用となりますので、その状態でリハビリを行ってもあまり意味がありません。

もちろん、先に整骨院に行っても状態があまりにも良くなければ、紹介状を出してもらえますので安心してください。

 

以上のことからまず最初に行く候補は、クリニックになりますね。

クリニックは撮影機材がレントゲンしかないところが多いということがデメリットではありますが、大抵の場合は提携施設があるので、必要であれば提携先で撮影し、クリニックで診察をするということになります。

ただ、理学療法士がいないとリハビリ(運動療法)ができず物理療法を勧められますので、できれば理学療法士が在籍するクリニックがおすすめです。

クリニックで画像所見をチェックしてもらい、オペが必要がなくリハビリを勧められたら、そこで行うか整骨院で行うかを選択することがベストかなと思います。

オペ適用になった際に、大病院へ紹介という流れになります。

 

整体は除外しましましたが、整体に関してはどこか痛いから行くというよりは、日頃のメンテナンスという意味で通院するようなイメージですね。

 

少しでも参考にしてもらえればと思います。

医療業界はIT化が遅い理由!!

キャッシュレス、5G、自動運転、HRテック等、ほとんどが聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

 

様々な業界でIT化は進んでいます。小学生に1人1台タブレットを支給する自治体も増えてきています。

 

そんな中、IT化が遅い業界、それは「医療業界」です。

電子カルテが普及している中、未だに紙カルテを使用している病院や患者が2時間も3時間も待っているのに、予約システムを導入していないクリニックが未だ多くあります。

 

 

逆に医療IT化の最先端がフィンランドです。

フィンランド電子カルテ導入率100%となっています。

また、日本で言うところのマイナンバー制度があり、電カルと連動しているため、どの病院に行っても過去の通院歴や既往歴がわかる仕組みになっています。

めちゃくちゃすごいですよね!!

日本も早くこういった仕組みを導入してほしいものです。

 

 

なぜ、日本の医療業界はIT化が遅いのか??

 

①制約が多い

 個人情報の取り扱いに制約が多く、それをクリアするために時間がかかってしまいます。これが参入障壁の高さの理由かもしれません。

 

②費用対効果が見込みにくい

 日本には医療保険制度というとてもありがたい制度があり、このおかげで医療費がほとんどの方が3割負担ですんでいます。

 しかし、その反面点数がほとんど一定のため、(正確には2年毎に点数見直しは行われています)患者毎の単価は限られてきます。

なので、病院側が売り上げるためには患者の数を増やすしかありません。

ですが、医者1人が診きれる数も限界があります。

リハビリ業界においてはセラピスト1人で診れる単位数が法律で決まっています。(最大24単位/日、108単位/週)

 属人的な業界であることから、収入がぐっと増えることが見込みにくいので、その中で新しいシステムを導入費用を考えると、そこまでのメリットが無いという考えになってしまうのでないでしょうか。

 

③患者の年齢層が高い

 これはもうどうしようもない問題ですね 笑

 高齢層のスマホ普及率も増加してきているとは言え、地域差がかなりあります。

2017年総務省の調査でのスマホ普及率は70代18.8%、80代6.1%となっていますが、私が勤務している地域では70代の方も半分以上がスマホを利用しています。

逆に言うと、全国平均より低い地域もかなりあるということです。

 そのため、患者向けのITサービスの導入にはハードルが高くなってしまいます。

仮に前述したクリニックで予約サービスを導入しても70代80代の方は、順番待ちを続けると思います。

 

④スタッフが職人体質

 医者をはじめ、医療スタッフは学生時代にそれに特化した勉強をしてきています。

当たり前ですよね。ただ、その職人体質が外の世界の情報をシャットアウトしてしまっているのも現実です。先ほどのフィンランドがIT最先端とういう話をどれだけの人が知っているでしょうか。他の国、他の企業が提供している有益なサービスを見つけそれを導入していけば、病院として成長していけるはずです。

 ただ正直、そこまで頑張らないでも医療業界って安定しているんですよね。

私たちがどこか調子悪くなったら病院に行きますよね。医療保険制度のおかげで負担が少なくて済むので、受診ハードルはかなり低いです。去年のコロナの影響を除けば病院の売り上げが大きく減るといったことはほとんどありません。

良くも悪くも安定している業界なので、職員のハングリーさはかなり低いように感じます。

 

 企業の体質だけでなく、利用者層の問題もあるので参入障壁は低くない業界ですがそれが逆にチャンスでもあります。特にフットワークの軽い小さな企業であれば、どんどんチャレンジできるはずですので、患者にとってより有益になるサービスが導入されることを願ってます

 

そんな中、すでに最新のサービスを取り入れている所もあります!!

その辺も今後詳しく掲載していきすので、お気に入り登録お願いいたします。